ある海辺の詩人 小さなヴェニスで2013/03/24

ある海辺の詩人
「ある海辺の詩人-小さなヴェニスで-」を観てきました。
イタリア北部、ヴェネチア近郊の漁業の町キオッジャ。運河沿いの酒場で中国人のシュン・リー(チャオ・タオ)が働き始める。シュン・リーは故郷に幼い息子を残して出稼ぎに来ていて、息子を呼び寄せることを夢見ている。
酒場の常連のベーピ(ラデ・シェルベッジア)は旧ユーゴスラビア移民で語呂合わせをよくすることから仲間から詩人と言われている。互いの故郷の話などしたことから、言葉をかわすようになった2人は、父娘ほど年の差があるが、友情をはぐくむ。しかし、古い考えの人々は快く思わず、2人を避難する。シュン・リーも中国人組織から親しくしないように命令され…。
シュン・リーは中国戦国時代の詩人・屈原の詩を口ずさみ、屈原を偲んで水辺に燈明を流す祭のことを大切に思っている。それを聞いて、寄り添ってくれようとするベーピ。プラトニックだけど、恋愛に近いような心の通い合いがあります。
この映画の見所は、キオッジャの美しい風景です。漁師たちの仕事ぶりも、漁師たちのシブい顔立ちもいいです。トーンは暗いけど、潟の景色、その向こうの山、味のあるキオッジャの街並などを静かに映し出していきます。1時間38分とちょっと短めですが、濃密で心情がよくわかる映画でした。シュン・リーは薄幸そうな顔立ちです(失礼?)。ゆったりとした話し方で、中国語がとても心地よく聞こえました。同じ部屋の女の子の太極拳?シーンを間に挟み過ぎではない?大切な役だということはわかるけど。

★★★★☆ 4+

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