おれは非情勤2012/06/28

おれは非情勤
「おれは非情勤」 東野 圭吾・著 集英社文庫
ミステリ作家をめざす「おれ」は、小学校の非常勤講師。下町の学校へ赴任して2日目に、体育館で女性教諭の死体が発見される。傍らにはダイイングメッセージ「6×3」、その意味することは?
産休や病気の先生に代って2、3ヶ月代理を務める主人公、行った先々の学校で起こる事件を推理していく短編形式の小説です。今まで読んだ東野圭吾の小説とはちょっと違って、わかりやすく書かれています。と思ったら、学研の「5年生の学習」など、小学生を対象とした雑誌に掲載されたものを加筆修正したものでした。複雑な事件はないけど、短い時間でサクサクと読めてテンポが良いです。主人公が生徒に媚びず、クールでドライです。