アーティスト2012/04/15

アーティスト
「アーティスト」を観てきました。
サイレント映画の大スター、ジョージ(ジャン・デュジャルダン)と女優志望のペピー(ベレニス・ベジョ)は、あるきっかけで顔見知りになる。ジョージのアドバイスもあり、ペピーは少ずつ映画に出演していく。時代はサイレントからトーキーへの映画変革期、サイレントにこだわるジョージは、やがて人々から忘れさられていくが、ペピーは大女優の階段を上り始める。それでもジョージに恋するペピーは、なんとか彼の力になりたいと思う…。
無声映画時代の話を白黒・無声映画で作っています。古き良きハリウッドの黄金時代を味わえます。説明が少なくて、表情や動きで想像させる映画が最近では珍しいし、完全なサイレントでもないところが、また新鮮です。想像していたよりもロマンティックな話でした。しかし、噂通り犬のアギーは、演技派だったなぁ。できすぎなくらいでした。白黒映画に映える顔のキャストもピッタリはまっています。ジョージは古風な映画に出ていても、違和感がないし、映画の中の映画も、やや大袈裟に演技して、よくできていると思います。ペピー役の人も、ツンとした美女というわけじゃなく、キュートで良かったです。

★★★★☆