Spice -映画・本・美術の日記-

「ヤング≒アダルト」を観てきました。
37歳のメイビス（シャーリーズ・セロン）は自称作家だが、ゴーストライターとしてヤングアダルト小説（青春もの少女向けの小説）を書いている。バツイチで恋人もなく、愛犬と暮らしているが、飲んだくれの毎日。高校時代の元カレだったバディ（パトリック・ウィルソン）から子どもの誕生を知らせるメールがきて、会いに行くことにする。
輝いていた青春時代を取り戻したい、自分はまだ美しい、連絡をしてくるバディは自分に未練があるに違いないと思い込み…。
イタい女の話です。高飛車で、自分は皆がうらやむ美人と勘違いしています。実際は同性の人からは嫌われているようですが。昔は美しかったかもしれないけど、元カレを取り戻そうとして、静かな町をひっかきまわしてしまうのでした。この映画に共感できる人は少ないかもしれないけど、同世代の女の人にとっては、あまり他人事でもないかもしれません。特に結婚できない、幸せになれないと思っている女性たちは。
シャーリーズ・セロンは、キティちゃんのTシャツ着たりしています。二日酔いでボロボロなんですけど、いざ本気モードになると、すごく美しく変身するのです。きれいな女優さんだから当たり前なんですけど、その変身の過程を見るのが興味深かったです。ペットのワンちゃんが超かわいいです。

★★★☆☆