テンペスト4 冬虹2011/07/06

テンペスト4
「テンペスト 第四巻 冬虹」池上永一・著 角川文庫
いよいよ最終巻です。主人公は男として生きるか、女に戻るかの選択を迫られます。琉球には近代化の波が押し寄せてきて、時代が大きく変わっていきます。
クライマックスというよりは、この本は全編を通じて、クライマックスだらけなんです。私が知らなかっただけなのかもしれないけど、沖縄の歴史の一端に触れることができます。登場人物も個性的で、シリアスとコメディが入り混じっています。
親友の真美那のお嬢様ぶりが可笑しいです。お薦めの本です。