しかたのない水2011/06/16

しかたのない水
「しかたのない水」井上荒野・著 新潮文庫
東京近郊のフィットネスクラブに集う人々の連作短編集。
水泳が得意で逞しい若い男は、女性を転々と乗り換えていく。水泳コーチの妻は失踪し、脱サラして古本屋を始める中年男はフィットネスクラブの受付嬢と関係を持つ…。
どれもクセのある話ばかりだけど、男と女の様々が描かれています。短編形式で、主人公が毎回変わりますが、関連があるので、まとまっている感じがして読みやすいです。
まだ3冊くらいしか読んでいないけど、井上荒野さんの小説は好きです。