ブルーバレンタイン2011/05/10

「ブルーバレンタイン」を観てきました。
愛はどうして終わるのだろう。はじめは盛り上がる。しかしその盛り上がりは永遠に持続しないのだ。多くの人が知っている事実だ。
この映画は終わりそうな愛から始まる。もう修復不可能な状態にきている。そして、遡って愛が生まれる瞬間の頃を、過去と現在を行き来しながら見せてくれる。特別な物語ではないが、実にリアルだ。ミッシェル・ウィリアムズはキュート。
「ラースと、その彼女」に出ていたライアン・ゴズリングはみごとな老けっぷりを見せてくれる。修復しようと試みても終わるものは終わるのだ。
主役の2人は魅力的だし、かわいい子どもも出てくる。明るい色合いや構図などが、センスが良い。でも、どうしても哀しい話になってしまうので、残念。
フランソワ・オゾン監督の「ふたりの5つの分かれ路」という映画があったけど、それもこういう映画でしたね。

★★★☆☆