SOMEWHERE2011/04/07

SOMEWHERE
「SOMEWHERE」を観てきました。
主人公は富も名声も手に入れた映画スターのジョニー・マルコ(スティヴーン・ドーフ)。ホテル住まいで、きれいな女はいくらでも寄ってくるし、高級車を乗り回す、部屋にポールダンサーを呼んだりもする。まさにセレブな生活。しかし、実際は幸せじゃない。空虚なのだ。
ジョニーには離婚した妻との間に11歳の娘クレオ(エル・ファニング)がいて、数日間一緒に過ごすことになる。娘と過ごす日々は、彼を穏やかな気持ちにさせる。
人生に大事なものとは何なのだろう。
娘と夜中にアイスを食べたり、TVゲームで遊んだり、プールサイドでまどろむ。
仕事の方はインタービューや記者会見、特殊メイクのための顔の型取りとか、あんまりストーリーとかはなくて、スターの私生活を覗いているような感じ。イタリアへ行って授賞式に出るとこも面白い。ホテルのテレビではドラマ「フレンズ」がイタリア語吹替えで放映しているし。
ベニチオ・デル・トロもちょっとだけ出演。
淡々としていて、好みが分かれるかな。ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞なんだけど、そんなすごい映画という感じではないんだよね。でも私は好みかな。もともとスティーヴン・ドーフ好きだし、エル・ファニング(ダコタの妹)も子どもでも大人でもない微妙なお年頃で、かわいい!
やっぱりソフィア・コッポラ監督本人の経験からきているのかな。有名人で金持ち、いつも忙しい父親との関係。庶民とは無縁の世界だけど、そういう人の生活の様子を見れる。
フェラーリって、前に荷物が入れられるようになっているのですね。

★★★★☆