往復書簡2011/03/23

往復書簡
「往復書簡」湊かなえ・著 幻冬舎
3つの話からなる短編ミステリーです。どれも手紙形式で語られています。
学生時代の体験(事故)を、大人になってからふりかえるような内容です。読者はその出来事を知らないので、往復書簡を読みながら、少しずつ事故の内容とその時の気持ちが明らかになっていきます。しかし、どの事故も後味の悪いような気がします。手紙文はどれも読みやすく、グイグイと興味惹かれて読めます。手紙だから書ける嘘や告白など、メールや電話にはない、独特さがあると思います。自分の気持ちを整理したり、改めて感謝の気持ちを伝えたりすることができます。私は文通が好きなので、しょっちゅう手紙を書いていますが、他人がどのような手紙を交わしているかは、知らないものです。この本を読んで人の手紙を覗き見ているような、楽しさがありました。

毛糸の帽子2011/03/23

帽子を編んでいます。
ほとんど完成!ってところに編み目が違っている場所を発見。
ほどいています(ToT)