Spice -映画・本・美術の日記-

「塔の上のラプンツェル」を観てきました。
深い森の中に立つ高い塔で少女ラプンツェルは母親のゴーテルとともに暮らしています。彼女は18年間1度も外に出たことがなく、毎年自分の誕生日になると光り輝くたくさんの“灯り”があるのを窓から見ていました。それが何なのか、見に行きたいと願っていました。外は恐ろしい場所だからと母親は許してくれません。そんなラプンツェルのもとに泥棒のフリンが追っ手をふりきるために侵入してきます。ラプンツェルは母親が留守中に外へ連れて行ってほしいとお願いします。ラプンツェルの髪は異常に長く神秘的な力が宿っています。

うーんこれは、女の子はみんな好きになりそうなステキな話。なんといっても主人公のラプンツェルが超かわい～い♪特に赤ちゃんの時なんか可愛い過ぎ。台湾やアジアの国でランタンを空に飛ばすお祭がありますよね。それを取り入れていて、ディズニーの美しい映像で幻想的に見せてくれます。３Ｄだからより立体的に見せてくれました。ラプンツェルの唯一の友達であるカメレオンのパスカルや王国の警備隊長の馬であるマキシマスが、言葉こそ話さないんだけど、人間と意思疎通ができて、良い味を出しています。はじめにラプンツェルの境遇が語られて、映画を見ている方には、ラプンツェル本人も知らないいきさつが説明されます。映像は美しいし、ヒロインはキュート、ミュージカル部分も迫力ある歌声だし、話もコンパクトにまとまっていて、無駄なエピソードがないんですよ。夢と冒険にあふれる満足できるファンタジーです。

★★★★☆