笑う警官2011/01/18

笑う警官
「笑う警官」佐々木譲・著 ハルキ文庫
札幌市内のアパートで変死体が発見される。被害者は婦人警官で、交際していたとされる巡査部長・津久井が手配される。異例なことに射殺命令まで出てしまう。
津久井を信じる所轄の警部補・佐伯は、仲間と共に津久井の無実を証明するために、朝までに、真犯人を探そうとする。浮かび上がってくるのは北海道警察内部の闇、警察組織を相手に、津久井を守り、真実にたどりつくことができるのか…。

主人公は佐伯なのだけど、実際に動くのは、仲間たちで、司令塔のような役割をしている。内通者もいることがわかるのだが、誰かはわからない。最後の最後まで、先を読んで、あらゆる手段を講じていく面白さがあります。はじめは、なんとなく読んでいたけど、だんだん面白くなっていきました。映画化もされているようです。札幌の土地勘がないので、あまりピンとこないですけど、わかる人には更に面白いかもしれません。