ヤコブへの手紙2011/01/17

ヤコブへの手紙
「ヤコブへの手紙」を観てきました。フィンランド映画です。
恩赦で刑務所から釈放されることになったレイラは、行くあてもなかったので、すすめられるままに、不本意ながら、ヤコブ牧師の家で住み込みで働くことになる。ヤコブ牧師は盲目で、牧師宛てに届いた手紙を読み聞かせて、返事を書く手伝いをしてほしいという。
自転車に乗った郵便配達人が、毎日手紙を届けにやって来る。
手紙の内容は些細なことから、深刻なことまで、牧師は親身になって、心をこめて祈りを捧げ、返事をする。レイラはその仕事は、さっさと辞めようと思っていて、牧師とも距離をおいている。
しかし、ある日を境に、手紙が届かなくなり、牧師はがっかりしてしまう。自分は手紙に返事をすることで、役に立っていたと思っていたが、実はその手紙に助けられていたことを痛感する。
日に日に弱っていく牧師を、見かねてレイラは郵便配達人に、問い質すのだが、やはり本当に手紙が来ないのだという。明日は手紙がなくても、寄ってくれと頼み、レイラは手紙が届いたふりをして、今まで誰にも語らなかった話を牧師に話すのだ…。

なぜだかわかりませんが、私はおじいさんが出てくる映画が好きです。
ハンガリー映画の「人生に乾杯!」アメリカ映画の「やさしい嘘と贈り物」、中国俳優の朱旭の作品が大好きです。「こころの湯」「變臉 この櫂に手をそえて」「心の香り」とか。
じいさんフェチか?!この映画のヤコブ牧師もそのツボにはまるおじいさんでした。二コリと笑うとかわいらしくて、とても純粋な心を持っている人です。下着姿で、弱っている牧師を見ているだけで、ウルウルきてしまいました。
歩み寄ろうとする牧師に冷たくするレイラを見ていると、その仕事を私が代わりたいと思ってしまいます。気持ちの良い自然の中で、外のテーブルに座って手紙を読んであげる、素敵な仕事だなぁ。ボランティアでやりたいです。
この映画はたった75分しかないのです。主な登場人物もレイラとヤコブ牧師と、郵便配達人の3人だけで、舞台も牧師の生活をしている家と近くの教会だけです。
映画のチラシや予告編で紹介されているあらすじは、最後の部分は明かされていませんが、シンプルな映画です。
不自然なことも多いし、説明不足で、気持ちもわからないところもあるし、やっと心が通じあったような2人だったのに、なんでぇと思うような、私から見ると欠点の多い映画だと思いました。
しかし、感動してしまって、涙が止まらないのです。

★★★★☆

焼き鮭の炊き込みご飯2011/01/17

実家に行った時に、焼いてある鮭ももらってきました。
余っているからというので。
それを研いだご飯にのせて、炊いただけ。
お醤油とお酒をちょっと入れました。
焼いてある鮭の方が香ばしくていいんです。




炊けたら、鮭を一度取り出して、皮と骨をはずして、ご飯に混ぜます。




鮭ごはん、九条ねぎを混ぜて、三つ葉をのせています。
おかずは鯛のカルパッチョ。