小さな村の小さなダンサー2010/09/08

「小さな村の小さなダンサー」を見てきました。
中国の小さな村に生まれたリー・ツンシンは、11歳の時に毛沢東の文化政策
に選抜され、北京の舞踏学校で、訓練を受けることになる。
やる気もなく、どちらかというと落ちこぼれだったが、恩師との出会いや古典
バレエをビデオで見る機会があり、本物の素晴らしさに触れることにより、バ
レエの魅力めざめ、努力を重ねるようになる。
研修のためにアメリカへ行き、そこで才能が認められることになる。ダンサー
として更なる飛躍を望む彼は自由の国アメリカで踊ることを切望するが、同時
にそれは家族との別離を意味していた…。

原作は実在の人物リー・ツンシンの自伝である。激動の時代に翻弄されつつ、
ダンサーとして才能を開花させていく物語です。演じているツァオ・チーは
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のプリンシバルで、バレエシーンが
とても素晴らしかったです。「白鳥の湖」をはじめバレエシーンがたくさん
あるのだけど、もっともっと見ていたいという気持ちになります。
話も感動的にまとまっています。でも、それが実話なんですよね。
自分の意見を自由に言うこともできない中国から、何もかもが違うアメリカに
来て、カルチャー・ギャップみたいなところが、とても面白かったです。
リーの母役がジョアン・チェン、リーに協力する弁護士役がカイル・マクラク
ランで「ツイン・ピークス」で見た組み合わせだなぁと思いました。

★★★★☆