八犬伝 ― 2024/11/05
「八犬伝」 TOHOシネマズ上野
人気戯作者の滝沢馬琴(役所広司)は、友人である絵師・葛飾北斎(内野聖陽)に、構想中の新作に着いて語り始める。8つの珠を持つ「八犬士」が運命に導かれるように集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くために、たびたび馬琴のもとを訪れる。即席で描く絵が、馬琴にもイマジネーションを与える。28年かけて、クライマックスを迎えようとしたとき、馬琴の視力が失われつつあり、絶望的な状況に陥る。その時、息子の妻・お路(黒木華)から、意外な申し出を受ける。
「八犬伝」は、滝沢馬琴作だけど、この映画は山田風太郎が原作。滝沢馬琴の事と彼の作った話が、交互に語られていきます。
「八犬伝」は日本の古いファンタジーの世界です。まさにヒーローもので、当時の読者が楽しみに待っていたのだろうなと思います。28年もかかっているとは知らなかったです。壮大な物語なんでしょうが、ダイジェスト版のようにまとめてありました。出演者は豪華でした。水上恒司は、ヒゲやカツラで、わかりませんでした。板垣李光人は、女性より美しかったです。馬琴の妻は寺島しのぶ、息子は磯村勇斗などなど。多くのキャストが、織りなす壮大な物語でした。当時としては、滝沢馬琴は長寿だったと思うので、白内障かなと思いました。この時代は治す方法はなかった事でしょう。同じく長寿の葛飾北斎は大丈夫だったのだろうか。
★★★★☆ 4
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