BISHU 世界でいちばん優しい服 ― 2024/10/18
「BISHU 世界でいちばん優しい服」TOHOシネマズ日比谷
高校生の史織(服部樹咲)は目覚まし時計代わりの軽快な機織りの音で目を覚ます。配膳の配置や、歩き出しの順番など、こだわりが強く、苦手な事が多い。ある日、史織の描いたデザイン画を、親友の真理子が校内のデザインコンクールにエントリーする。更に、真理子の提案で、一宮市のファッションショーに出品することに。ファッションの仕事で、挫折して帰郷してきた姉は、複雑な思いを抱きながら、協力をするようになる。父(吉田栄作)は史織が傷つくのを心配して、大反対するが、史織は服作りや、ファッションショーへの挑戦を願うようになる。
タイトルは織物の生産地である尾州からきているようです。発達障害と思える主人公は、毎日のルーチンが大切で、急な変更に対応するのが、難しいです。それでも、家業である機織りや、地元の名産を守りたいと強い思いがあります。周囲の人に助けられながらも、挑戦する事で成長していきます。良い話で、ちょっと泣けたりもしたのですが、なんか少女マンガみたいなストーリーでした。期待を裏切らないように話は進みました。細やかさは、物足りないような気もしました。有名デザイナーの行動が唐突だったり、親友との諍いの後の仲直りが、おざなりで無理やり話が進んで行ったように思えました。
★★★☆☆ 3+
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