大見得そば2024/10/15



歌舞伎座地下の木挽町広場にある“歌舞伎茶屋房の駅”で、おそばを食べました。大見得そばというメニューだった。かき揚げをのせる形が、閉店した東銀座の“歌舞伎そば”に似ているから、何か関係あるのかなと、思って。かき揚げの味も似ている。玉ねぎ多めで、シャキシャキしているところ。おそばは違うようだし、よく見ると天ぷらの形は違うけど、味は美味しくて、気に入りました。

画家ボナール ピエールとマルト2024/10/15



「画家ボナール ピエールとマルト」 シネスイッチ銀座
20世紀絵画の巨匠のひとり、ナビ派の代表格であるピエール・ボナール(ヴァンサン・マケーニュ)。生涯の伴侶となるマルト(セシル・ドゥ・フランス)が絵のモデルとなった事で出会う。ピエールはマルトの事を愛しているのにもかかわらず、他の女性にも、心惹かれてしまう。破天荒な愛を営みながら、創作活動を続けていく。
女性から見たら、身勝手なピエール・ボナールです。心のままに正直なんでしょうけど、愛憎劇という感じがしました。明るくて優しい色合いの絵を描くボナールが、こういう人だったのかと、驚きました。マルトも、愛人も嫉妬に苦しむし、もうちょっと上手くやったら良いのにとも、思ってしまう。それでもセーヌ川が流れている田舎の家に住み、そこでの生活が楽しそうです。まさに絵画のように美しい風景です。モネやエドゥアール・ヴィヤールなども出てきて関係性が伺えます。ピエール・ボナールは日本美術に影響を受けていた事は有名で、ジャポナールと呼ばれていたというし、描かれている女性の多くはマルトなのかと思うと改めて絵を見てみたいと思いました。
後でボナールの写真を調べたら、ヴァンサン・マケーニュかなり似させています。もっと情けない風采の役が多いから、いつもと違う感じでした。

★★★★☆ 4