憐れみの3章 ― 2024/10/14
「憐れみの3章」 TOHOシネマズ錦糸町オリナス
愛と支配をめぐる3つの物語。選択肢を奪われながらも、自分の人生を取り戻そうと粉糖する男。海難事故から生還した妻が、姿は妻だが、別人になっていると疑う警察官。特別な人間を探すため、夫や娘とも離れて生活する女性。
どの話も、奇想天外で、不穏な話でした。どれもゾワゾワ、ザワザワするような話。特に2つ目の話が怖かったです。2時間44分と長めなんだけど、不可思議な世界に引き込まれていって、あまり長く感じませんでした。説明はないから、いったいどういう事だろうと考えながら、見終わっても、わからないままが多いです。3つの話には、繰り返し同じ人が出てきます。でも役柄は違っているので、ヘンな感じがします。なんだか劇団の公演の様に、今回は別の役を演じているんだと、違う公演を続けて見ている気分です。職業も違うし、性格も違います。私には難解ではありましたが、面白かったです。でも思い返して見ると、ヨルゴス・ランティモス監督作品は、「ロブスター」が好きだったかも。
★★★★☆ 4
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