広重ブルー2024/10/09



「広重ブルー」 太田記念美術館
風景画の巨匠、歌川広重(1797-1858)。とりわけ空や海の深い青が印象的です。1830年頃から浮世絵に用いられたベロ藍(ベルリンブルー、プルシアンブルーとも呼ばれます)。広重はこの青い絵の具を使って、繊細な空模様や水面を描き、人気絵師となっていきます。ぼかし方がまた美しく、濃い青と言うか藍色が良いのです。ベロ藍は、あまり色褪せないようで、今見ても、色が鮮やかです。美人画などもあって、見たことないタイプの広重の作品もありました。ベロ藍を使った他の浮世絵師の作品も見る事ができます。葛飾北斎とか。外国人観光客も来ていて、混雑していました。やはり広重は有名なのかなぁと思いました。