店長がバカすぎて ― 2024/09/15
「店長がバカすぎて」 早見 和真 ハルキ文庫
谷原京子28歳。吉祥寺の書店の契約社員。多忙なのに薄給。お客様からのクレームは日常茶飯事。店長の山本は非敏腕。人を苛立たせる天才だ。毎日辞めてやると思いながらも、本が大好きな京子は奮闘する。
書店員の悲哀が、わかりやすく描かれています。でもどこの職場でも同じ、人間関係や、トラブルにいつも悩まされています。上司が使えない奴、気に食わない奴というのも、どこにでもあります。ちょっとしたミステリーもありました。尊敬する先輩同僚や、後輩がいるのが楽しそうです。本屋で働く人は、みんな本好きなようです。個性的な登場人物もたくさん出てきました。主人公の実家が神楽坂の小料理屋というのは、羨ましいです。
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