かがみの孤城 ― 2022/12/30
「かがみの孤城」 TOHOシネマズ日本橋
中学生のこころ（声：當真あみ）は学校に居場所をなくし、部屋に閉じこもる日々を送っていた。そんなある日、部屋の鏡が突如として光を放ち始める。鏡の中に吸い込まれるように入っていくと、そこにはおとぎ話に出てくる城のような建物と、6人の見知らぬ中学生がいた。そこへ狼のお面をかぶった少女「オオカミさま」（声：芦田愛菜）が姿を現し、ここにいる7人は選ばれた存在であること、そして城のどこかに秘密の鍵が1つだけ隠されており、見つけた者はどんな願いでもかなえてもらえると話す。
不登校なので、昼間に鏡を通って城へ通うようになります。次第に仲良くなっていきます。心が痛くなるような学校生活での悩みを抱えるこころ、他の人もそれぞれに辛い悩みがあるようです。そのことはあえて話しあったりはしません。いつしか、ホッとする場所になっていき、もしも鍵をみつけたとしても、期限ギリギリまで使うのをやめようとも言っています。いろいろな伏線が散りばめられていて、観ている方も、いろいろ考えたり、想像しながら観ていきます。オオカミ様の正体とはとか、想像通りのところもあるし、そういう事だったのかと思うこともありますが、だんだん解明していくことが面白かったです。良い話で、悩み多き小中学生は、共感できそうです。主役のこころの声・當間あみさんは、可愛らしく、自信のない女の子らしく、ちょっと弱々しく演じていて合っていたと思います。芦田愛菜ちゃんも、悪くはないけど、有名人だから、どうも顔が思い浮かんでしまいます。他の人も自然で良かったです。
★★★★☆ 4
最近のコメント