つながる琳派スピリット 神坂雪佳2022/11/15



「つながる琳派スピリット 神坂雪佳(かみさかせっか)」 パナソニック汐留美術館
神坂雪佳(1866-1942)は、明治から昭和にかけ、京都を中心に活躍した図案家・画家です。20世紀の幕開けと同時に、欧州で当時最先端の美術工芸を視察したことで、雪佳はあらためて日本古来の装飾芸術の素晴らしさを再認識し、「琳派」の研究をしたそうです。
本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳と尾形乾山、酒井抱一、鈴木其一といった日本美術の歴史を彩る芸術家たちの偉業はよく知られています。そして明治時代の京都に登場した神坂雪佳は、琳派の芸術に強い関心を寄せ、その表現手法にとどまらず彼らの活動姿勢にも共感し、自ら実践したとか。そのあり方から「近代琳派・神坂雪佳」とも呼ばれているそうです。
その時代の画家の作品も一緒に展示してありました。鈴木其一などが見れたのも良かったです。
神坂雪佳は、図案化しているのもあるし、モダンなデザインという印象も受けました。作品はポストカードなどで見たことがあったのですが、なんとなく女性なのかと思っていましたら、男性でした。和モダンな雰囲気がとても良かったです。
琳派の画家の作品風ですが、模写ではないし、現代的になっています。