アフター・ヤン2022/10/28


アフター・ヤン

「アフター・ヤン」 TOHOシネマズ六本木
人型ロボットが一般家庭にまで普及した近未来。茶葉の販売店を営むジェイク(コレン・ファレル)と妻カイラ(ジョディ・ターナー=スミス)、幼い養女ミカ(マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ)は慎ましくも幸せな毎日を過ごしていたが、ロボットのヤン(ジャスティン・H・ミン)が故障で動かなくなり、ヤンを兄のように慕っていたミカは落ち込んでしまう。ジェイクは修理の方法を模索する中で、ヤンの体内に毎日数秒間の動画を撮影できる装置が組み込まれていることに気付く。そこには家族に向けられたヤンの温かいまなざしと、ヤンが巡り合った謎の若い女性(ヘイリー・ルー・リチャードソン)の姿が記録されていた。
説明が少ない、もの静かな映画でした。静か過ぎて、眠気を誘うのですが、なんとか起きて観ました。語っている事も哲学的です。でも人間と変わらないロボットが、お手伝いしてくれる未来、歓迎です。家族でもあり、家庭教師のようでもあります。ミカにとっては大好きなお兄ちゃんです。でも、動かなくなってしまうと、修理が難しいようです。新しいのと変えたら良いとは思えないくらいに家族だったのでしょう。
構図や音楽など、おしゃれでした。ジェイクは茶葉を売る仕事をしていて、中国茶や日本茶なのか、アジアっぽいです。着物風なファッションの時もあるし、和を感じました。しかし、話は予告編などを観て期待していた内容とは、ズレていく気分でした。ロボットだけど、ヤンは何を考えていたのか、何を願っていたのか、幸せだったのかなどと考えてしまいます。
「アイム・ユア・マイン」と比較すると、ずいぶん違う印象でした。

★★★★☆ 4

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