ブエノスアイレス 4Kレストア版2022/09/16



「ブエノスアイレス 4Kレストア版」 ヒューマントラストシネマ有楽町
激しく愛し合いながらも別れを繰り返してきたウィン(トニー・レオン)とファイ(レスリー・チャン)は関係を修復するためイグアスの滝へ向かうが、途中で道に迷って言い争い、そのままケンカ別れしてしまう。その後、ブエノスアイレスのタンゴバーでドアマンとして働いていたファイのアパートに、傷ついたウィンが転がり込んでくる。仕方なくウィンを居候させるファイだったが、ケガから回復したウィンはファイの留守中に出歩くように。そんな中、転職して中華料理店で働きはじめたファイは、同僚の青年チャン(チャン・チェン)と親しくなる。
何度か別れたりくっついりしています。一緒にアルゼンチンへやってきたのに、ケンカ別れ、でも困ると頼ってくるウィン。魅かれ合いながらも、うまくいかないゲイカップルです。男同士じゃなくても、恋愛は難しいもので、自分が愛している分だけ、相手にも求めてしまいます。なんがかトニー・レオンが都合の良い女で、レスリー・チャンがジゴロ(表現が古いかな)のように見えてきました。すっぱりと別れたら良いのにと思っていても、やはり好きなんでしょう。異国の地での恋愛模様が良かったです。ウォン・カーウァイ監督でクリトファー・ドイル撮影作品が、大好きでしたが、「ブエノスアイレス」は見逃していたので、やっと観ることができました。
モノクロとカラーが入り混じって、美しい映像です。ブエノスアイレスの街、かっこよいです。タンゴと音楽も良かったです。
イグアスの滝の迫力や、香港じゃなく、台湾だと思うけど、アルゼンチンとはまた違ったエネルギッシュな雰囲気が良かったです。トニー・レオンとチャン・チェンが好きです。レスリー・チャンは亡くなってしまい哀しいです。

★★★★☆ 4