冬の野 橋廻り同心・平七郎控122022/06/10



「冬の野 橋廻り同心・平七郎控12」 藤原 緋紗子・著 祥伝社文庫
竜閑橋袂で、美人女将の愛嬌と絶品茶漬で繁盛する『紅葉屋』の娘が攫われた。橋の管理を頼みに来ていた橋廻り立花平七郎は探索に乗り出す。凄腕の定町廻りだった平七郎は、閑職と揶揄されつつも数々の難事件を解決、町人の信頼を得ていたのだ。やがて拐かし犯が房次郎という浪人を捜していたと発覚すると、女将は狼狽する。房次郎は大和の国で別れた夫だった……。
このシリーズは、橋にちなんだ話なので、よく袂(たもと)と言う言葉が出てきます。なかなか自分で書いたりする事がないと思いました。この本は2編の話が入っていて、ちょっと長いせいか、登場人物が多かったです。通勤電車で読む事が多いのですが、乗り換えもあるし、途切れ途切れに読んでいると、誰が誰だっけ?と混乱します。もちろん中心人物はわかるけど、悪役たちも多いのです。内容が複雑に絡んでいるから、最終的に決着がつくと、すっきりと良い話でした。

最近のお弁当生活2022/06/10



お弁当は時々持って行ってます。簡単なものばかり。