きたきた捕物帖2022/04/27


きたきた捕物帖

「きたきた捕物帖」 宮部 みゆき・著 PHP文芸文庫
16歳の北一は、亡くなった岡っ引き・千吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。やがて自前の文庫を作り、売ることができる日を夢見て。ちょっと気弱で、岡っ引きとしてはまだ見習いの北一が、相棒となる喜多次と出逢い、親分のおかみさんなど、周りの人に助けられながら、事件や不思議なできごとを解き明かしていく物語。宮部みゆきの新シリーズ。
文庫売りと言うのは知らなかったです。天秤棒に文庫と言う紙の箱を載せて、売り歩きます。箱には季節の絵があしらわれていて、戯作本などを入れたりするものだそうです。亡くなった親分は、いい男で、仲裁上手、皆に慕われ頼りにされた人物だったらしいのですが、あっけなく亡くなってしまうのです。北一は頼りない感じだけど、これから成長していきそうです。相棒となりそうな喜多次は、まだ謎の人物、これからが楽しみです。

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