上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展2022/03/29



「上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展」 三菱一号館美術館
上野リチ Felice Rix-Ueno(フェリーツェ・リックス=ウエノ, 1893-1967)、世紀末芸術の爛熟期にあったウィーンで生まれ、新しいデザインを生み出した20世紀初頭のウィーンで育つ。ウィーン工芸学校において、日本の文化・芸術の影響を受けたヨーゼフ・ホフマンらに学び、師が設立したウィーン工房のデザイナーとして活躍。ヨーゼフ・ホフマンの下で働いていた日本人建築家、上野伊三郎と出会い結婚。日本では上野リチと名乗るようになる。伊三郎の故郷である京都に渡る。京都移住後、1930年まで、ウィーン工房のデザイナーとして、テキスタイルデザインを中心に活動。
 七宝、織物など京都の伝統工芸の技術を取り入れながら、テキスタイル、身近な小物類、個人住宅や店舗のインテリアほか、幅広いデザインに携わる。
この展覧会が開かれるまで知らない人でした。可愛くてポップなデザインで、古さを感じません。生地のデザインや、お店の内装など、マルチに活躍した人物です。日本に移住して、第二次世界大戦もあったと思うけど、大変な時代を乗り越えていると思います。国際結婚も珍しかっただろうし、慣れない日本で暮らして、多くの仕事をしています。洗練されたデザインでした。

美術館に併設するミュージアムカフェ・バー“Cafe 1894”で、タイアップメニューのリチの庭を食べました。カラフルで美味しかったけど、量が少なめです。食事にはもの足りなかったです。



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