白いトリュフの宿る森 ― 2022/02/23

「白いトリュフの宿る森」 Bunkamuraル・シネマ
北イタリアの森で白トリュフを採取する老人たちを捉えたドキュメンタリー。世界で最も希少で高価な食材とされるアルバ産白トリュフ。その名産地である北イタリアのピエモンテ州では、夜になると森に白トリュフを探しにやって来る、まるで妖精のような老人たちがいるという。様々な危険が潜む森の奥深く、彼らは犬とともに、伝統的な方法で白トリュフを探し出す。そして彼らはその場所を、家族や友人にさえも決して明かさない。写真家のマイケル・ドウェック監督は3年間にわたって彼らの生活に入り込み、信頼関係を築いたうえで貴重な撮影に成功。大地に寄り添い、時の流れが止まったかのような純粋で美しい暮らしを映し出す。
原題は“The Truffle Hunters”、何人かのトリュフハンターの生活の様子を撮っています。多くはご年配の方々、犬との生活がとても濃厚でした。ドキュメンタリーなのかもしれないけど、構図とか音楽とか凝っていて、演出もあるのかもしれません。犬の目線カメラシーンがあったのだけど、すごいスピードで山を駆けていくから、酔いそうでした。犬にはこう見えているのか。
静かな映画なので、途中眠くなってしまいましたけど、おじいちゃんたちがかわいいです。見つける楽しみもあって、いつまでたっても宝探しをしているようです。高級な白トリュフ、価格交渉したりしていますが、末端になると、すごい高くなっていくのだと思います。トリュフを求めて、イタリアやフランスだと思うけど、美食の国を感じました。トリュフは豚が探すイメージでしたけど、この映画は犬ばかりでした。
★★★☆☆ 3+
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