コーダ あいのうた2022/01/26


コーダ あいのうた

「コーダ あいのうた」 TOHOシネマズ日比谷
海辺の町で両親と兄と暮らす高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)。彼女は家族の中で1人だけ耳が聞こえる。幼い頃から家族の通訳を担っているルビーは家業の漁業も手伝っていた。新学期、合唱クラブに入部したルビーの歌の才能に気づいた顧問の先生は、都会の名門音楽大学の受験を強く勧めるが、 ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと反対する。ルビーは自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意するが……。
2014年製作のフランス映画「エール!」のリメイク。
タイトルの「CODA(コーダ)」は、「Children of Deaf Adults= “⽿の聴こえない両親に育てられた⼦ども”」のこと。
「エール!」が良かったので、観てみようと思いましたが、結構忘れていました。家族の仕事は違いました。「エール!」は牧場をやっていたけど「コーダ」の家族は漁師でした。無線が聞こえないから、聞こえない人だけだと何かあった時に危険と思われてしまいます。
配役は主人公ルビーが可愛らしく、美しい歌声でした。ルビーと心通わせているマイルズ役がフェルディア・ウォルシュ=ピーロ(絶対覚えられない名前)は「シング・ストリート」の主演の子なんですね。ちょっと雰囲気変わってきていました。そして、ルビーのお母さん役、若い人は知らないかもしれませんが「愛は静けさの中に」で、アカデミー主演女優賞を受賞した聾唖の女優さんマーリー・マトリン。久しぶりに見ました。「エール!」より下品な感じはしたものの、仲良し家族の日常や、変化に、心温まる話になっていました。自然も良かったです。映画の中で、家族が耳が聞こえないという状態を感じさせるシーンがあって、こういう状況なのかと思いました。

★★★★☆ 4