ファミレス 上・下2022/01/03




「ファミレス 上・下」 重松 清・著 角川文庫
中学校教師の宮本陽平は、子どもたちが家を出て、妻・美代子との初めての二人暮らし。ある日陽平は、美代子の署名入りの離婚届を見つけてしまう。しかし、彼女に問いただす事もできず、困惑する。
唯一の趣味である料理を通じた友人の一博と康文は、様子のおかしい陽平を心配するが、彼らの家庭も順風満帆ではなく……。
映画「恋妻家宮本」の原作なので、主人公の宮本が、阿部寛を想像して読んでしまいます。でも、内容はかなり違っていました。宮本夫妻の事は似ているけど、友人達の話や設定がかなり違いました。料理教室の仲間は、映画では女性だったし、小説の方は男たちのドタバタ友情物語という感じでした。いろいろなお料理が出てきて美味しそうでした。作者も料理好きなのかなぁと思いました。映画もすごく面白かったですが、原作も個性的な友人達が、良かったから、原作通りで、連続ドラマにしても良さそうです。