物語る 遠藤彰子展2021/12/06



「開館30周年記念 物語る 遠藤彰子展」 平塚市美術館
遠藤彰子氏(相模原市在住)は、注目されている洋画家。
1947年、東京都中野に生まれ。幼少より絵に親しみ、武蔵野美術短期大学に学ぶ。1972年、女流画家協会展に出品した《楽園》がマツダ賞を受賞し、画家としてのデビュー。この頃から素朴で童画的な要素を取り入れた「楽園」シリーズが始まる。その後、1970年代後半から「街」シリーズが描くようになる。この1986年には「街」シリーズの《遠い日》で安井賞を受賞。
《遠い日》だけを見た事があって、他の絵を見たいと思っていました。NHKの「日曜美術館」でも前に特集されていて、大きい絵をたくさん描いているのは、知っていましたが、実物を見たら、誰もが圧倒されると思います。素晴らしい展覧会でした。私は「街」シリーズが好きです。魚眼レンズで写真を撮ったような感じの絵が多くて、外国のようにも、日本のようにも見えます。エッシャーやキリコの絵を思い起こさせるのです。現実ではなく、夢の中の風景のような不思議さです。
最近の作品は、壮大なファンタジーが、始まりそうな、見ていてワクワクします。



写真撮影できる絵もあります。大きい絵が多いから、写真では伝わりにくいですが、すごく細かく描き入れてあるのが多いです。