梅切らぬバカ2021/11/21


梅切らぬバカ

「梅切らぬバカ」 シネスイッチ銀座
自閉症の息子・忠男、通称忠さん(塚地武雅)と、占い業をしている母親の珠子(加賀まりこ)は、古い一軒家で暮らしていた。庭に生える梅の木は忠男にとって亡き父の象徴だが、その枝は私道にまで乗り出していた。隣家に越してきた里村(渡辺いっけい)は、通行の妨げになる梅の木と予測不能な行動をとる忠男を疎ましく思っていたが、里村の妻子は珠子と密かに交流を育んでいた。珠子は自分がいなくなった後のことを考え、知的障害者が共同生活を送るグループホームに息子を入れることに。しかし環境の変化に戸惑う忠男はホームを抜け出し、厄介な事件に巻き込まれてしまう。
息子の将来を心配し、グループホームへ入れる事を決意するが、グループホームに反対する近隣住民もいます。割りと淡々とした日常を描いていて、上映時間77分なので、あっさり終わってしまって、もっと続きを見たいと思いました。加賀まりこさん演じるお母さんが、とても良いです。サバサバとしていて、ズバリと人を見抜いてしまいます。占いしているシーンが面白かったです。家でやっている占いで、家の外に行列ができていて人気の占いでした。
この映画を見た人は、忠さんのような人と出会ったら、または近所に住んでいたら、優しく接してくれるようになるのではないかな。

★★★★☆ 4-