駆ける百合 上絵師律の似面絵帖2021/10/08


駆ける百合 上絵師律の似面絵帖

「駆ける百合 上絵師律の似面絵帖」 知野 みさき・著 光文社文庫
シリーズ第6弾。涼太と祝言を挙げ、青陽堂の嫁としての新たな生活を迎えた律は、息抜きに出かけた先で、同じく嫁いだばかりの女たちと知り合う。悩みを打ち明け合える知己を得て心強く思う律だった。一方、池見屋で、律は義母の佐和もよく知る由里という女性に出会う。彼女は何やら心に憂いを抱えている様子……。
前作から、ずいぶん間があいてしまったので、思い出しながら読みました。
祝言を挙げようとした日に、事件が起き、先のばしとなっていたけど、やっと夫婦として暮らせるようになりました。まだ初々しい悩みなどがあります。駆ける百合というタイトルはどういうことかと思っていましたが、読んでみると納得できました。厳しめなお姑さんですが、理解しあって、ちょっと距離も縮まってきたように感じました。商家の嫁となっても、上絵師の仕事はさせてもらって、恵まれていると思います。