花野 隅田川御用帳162021/08/27



「花野 隅田川御用帳16」 藤原 緋沙子・著 光文社文庫
「切られた縁を元に戻してほしい」と縁切り寺の御用宿「橘屋」に駆け込んだ上総の女おふきは、そう訴えた。珍しい駆け込みに戸惑う用心棒の十四郎と主のお登勢。十四郎が、離縁した元亭主に会って話を聞いてみると、背後に上総の幕領を巡る事件の影がちらつく。上総へ渡った十四郎が掴んだ恐るべき「真実」とは……。
文庫版の書き下ろしとなっています。いままでは1冊に4話くらいだったのに、この巻は2話で、ちょっと長い物語になっていました。登場人物が多くて、名前が誰がどれだったか、わからなくなりました。一気に読んでいないので、読むたびに、どうだったかなぁと思いました。上総の藩をめぐる話でした。
だいぶ終わりが近づいてきて、いよいよ十四郎とお登勢が、ささやかな祝言を挙げてました。しかし、十四郎には、この後に家を離れて、探索するミッションがあります。まだ続きを読まないと。

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