イン・ザ・ハイツ2021/08/02


イン・ザ・ハイツ

「イン・ザ・ハイツ」 TOHOシネマズ日比谷
変わりゆくニューヨークの片隅に取り残された街ワシントンハイツ。祖国を遠く離れた人々が多く暮らすこの街は、いつも歌とダンスであふれている。そこで育ったウスナビ、ヴァネッサ、ニーナ、ベニーの4人の若者たちは、それぞれ厳しい現実に直面しながらも夢を追っていた。真夏に起きた大停電の夜、彼ら4人の運命は大きく動き出す。
ブロードウェイミュージカルを映画化しているそうだけど、舞台ではできないようないろいろなシーンがありました。プールでの大人数のフォーメーションダンスや、ビルの壁を使ったダンスなど。冒頭シーンから、クライマックスだらけのような、ラテン系ダンスが、エモーショナルです。ワシントンハイツで暮らす人々の群像劇になっています。中心となる人物がウスナビって、変わった名前だなぁと思ったら、その由来にビックリします。
歌もキレッキレッのダンスも良かったけど、ちょっと尻つぼみな感じもしました。全体がクライマックス過ぎて、最後のまとめ方が、物足りない気もしました。贅沢かな。とても良かったのですが。移民達の苦労や、差別など、忍耐を強いられてきた事が、伝わってきます。みんなのお母さん的存在のアブエラの歌が、特に良かったです。
ニーナや、ウスナビのいとこのその後も、ちょっと知りたかったかな。

★★★★☆ 4