プロミシング・ヤング・ウーマン2021/07/15


プロミシング・ヤング・ウーマン

「プロミシング・ヤング・ウーマン」 TOHOシネマズ日比谷(先行上映)
コーヒーショップで働き、平凡な生活を送っているかに見える女性キャシー(キャリー・マリガン)。実はとてつもなく切れ者でクレバーな彼女には、周囲の知らないもうひとつの顔があり、夜ごと外出する謎めいた行動の裏には、ある目的があった。明るい未来を約束された若い女性(=プロミシング・ヤング・ウーマン)だと誰もが信じていた主人公キャシーが、ある不可解な事件によって約束された未来をふいに奪われたことから、復讐を企てる。
可愛らしいルックスのキャリー・マリガンですが、いつのまにか、凄味が増していました。冒頭から、どうしてこういう行動をしているのかと、疑問に思いつつ見ていきますと、詳しい説明はないけど、なんとなくわかってくるようになっています。学校を辞め、夢を断たれただけじゃなく、大切な友人への想いもあります。行動の仕方が突飛でが、綿密な計画を遂行します。
全体的にポップでカラフルな印象ですが、内容は重く、考えさせられます。キャシーのファッションもかっこよかったり、かわいらしかったり、なんでも似合って、オシャレでした。予想を上回るラストで、見終わった直後は、どうなのかと思ったけど、だんだんとてもよくできているように思えてきました。キャシーがハーレイクインみたいに見えてきました。そういえばこの映画の製作にはマーゴット・ロビーも名を連ねていました。監督は女性だろうなあと思ったら、やっぱりそうでした。女優でもあるエメラルド・フェネルの長編映画監督デビュー作だそうです。

★★★★☆ 4

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