ベル・エポックでもう一度 ― 2021/06/15
「ベル・エポックでもう一度」 シネスイッチ銀座
世の中の変化についていけない元人気イラストレーターのヴィクトル(ダニエル・オートゥイユ)は、仕事を失い、妻(ファニー・アルダン)からも見放されてしまう。息子はそんな父を元気づけようと、友人アントワーヌ(ギューム・カネ)が始めた“タイムトラベルサービス”をプレゼントすることに。それは映画制作の技術を応用し、利用客の希望の時代を再現する体験型サービスだ。ヴィクトルは「1974年5月16日のリヨン」をリクエスト。指定されたセットを訪れると、そこには当時そのままのリヨンの街並みがあった。用意された70年代ファッションに着替えたヴィクトルは、今はなき思い出のカフェで、アントワーヌの恋人である女優マルゴが演じる“運命の女性”と出会う。
70年代を再現したカフェが素敵ですが、話はかなり突飛な気がしました。未来にはお金を出せば、好きな時代を再現したセットを体験できるというのもできるかもしれませんが、すごい人数やセット、当時の車なども用意して、とても高級なものだと思います。ヴィクトルは妻のことをずっと大好きなのに、相手にしてもらえません。それに、妻は自分勝手です。フランス人がみんなそうだとは思わないですが、フランス人の恋愛のテンションにはついていけません。怒っているのに、すぐ仲直りしちゃうのか、気持ちがわからな過ぎました。70年代ファッションが、今見ると、奇異に見えるかもしれません。ヒッピー風だったり、ラッパズボン?ベルボトムというのか、現代的はないけど、おしゃれにも見えます。ヴィクトルはイラストレーターなのですが、そのイラストがとても良かったです。
★★★★☆ 4
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