どこかで誰かが見ていてくれる日本一の斬られ役福本清三2021/01/31


どこかで誰かが見ていてくれる

「どこかで誰かが見ていてくれる 日本一の斬られ役福本清三」 
小田 豊二・聞き書き 集英社文庫 
恥ずかしがり屋の少年が、15歳で京都撮影所へ。運動神経に恵まれた彼は、時代劇の華やかな立ち回りを盛り上げる斬られ役として、有名監督や銀幕のスターたちの目に留まるようになる。以来43年、セリフはもちろん、台本がないのが当たり前の、斬られ斬られて2万回の大部屋生活。東映時代劇映画の盛衰とともに歩んだ男が語る、笑いあり涙ありの役者人生。
こちらの本は、昨年もらいました。今年の初めに福本清三さんが、亡くなったそうで、読むのが遅くなってしまいました。福本清三さんを知ったのは、時代劇好きの職場の先輩が、ドラマでいつも斬られ役で出ている人がいるという話を聞いた事です。ずいぶん前だったので、福本清三さんの名前はまだ有名ではなかったですが、その後の活躍もあって、「ラストサムライ」にも出演して、だんだん有名になっていきました。
飾らない人なんだと思います。本を読んでも、スターになるという気持ちもないようです。時代劇だけではなく、いろいろと出ているようです。野心がなくて、職人のようです。東映時代劇全盛の頃から、任侠もの路線へ移っていくなど、時代の流れがわかります。映画が娯楽の中心だった時代は、今は違いますし、時代劇はなかなかヒットしなかったり、お金がかかり過ぎたりすることが、よくわかりました。
でも、大河ドラマは人気ですし、時代物映画は作られています。私も、小さい頃は、よくドラマで見ていましたし、面白かったのを覚えています。
この本によく出てくる名前の人は、そこまで詳しくないかもしれないけど、昔は時代劇ドラマが多かったことを思い出しました。
今でも活躍している人もたくさんいます。北大路欣也さんや、高橋英樹さんなど。東映黄金時代を彩るスターたちの事が面白かったし、福本清三さんの家族の話も面白かったです。