幸せのかたち 立場茶屋おりき242021/01/28



「幸せのかたち 立場茶屋おりき」 今井 絵美子・著 ハルキ文庫
参勤交代で席の暖まる暇もなかった品川宿の「立場茶屋おりき」に、ようやく日常が戻ってきた。亀蔵親分の家では、浅蜊売りがやってきて、店の前で倒れてしまう。まだ若い男の人だが、いきがかりじょう医者にみせると、重病だとわかる……。シリーズ第24弾。
知らない人だけど、面倒をみてあげます。亀蔵親分の家は義妹が夫婦で、八文屋という庶民的な料理屋をやっているのですが、そこで働く家族のような存在のおさわは、料理が上手い上に、情が深いのです。倒れた十三のかわいそうな生い立ちを知り、余計に同情してしまいます。十三には良かったけど、悲しい別れが待っています。

ハッピー・バースデー 家族のいる時間2021/01/28


ハッピー・バースデー 家族のいる時間

「ハッピー・バースデー 家族のいる時間」 YEBISU GARDEN CINEMA
フランス南西部の邸宅で夫や孫と暮らしているアンドレア(トリーヌ・ドヌーヴ)。彼女の70歳の誕生日を祝うため、しっかり者の長男ヴァンサン(監督のセドリック・カーン)と妻と2人の息子、そして映画監督を目指す次男ロマン(ヴァンサン・マケーニュ)が恋人を連れてやって来る。楽しい宴が始まる中、3年前に姿を消した長女クレール(エマニュエル・ベルコ)が帰って来る。アンドレアは娘を温かく迎え入れるが、他の家族は戸惑いを隠しきれない。情緒不安定なクレールは家族の秘密や問題をさらけ出し、彼らの間に大きな火種を生んでしまう。
まずは、日本人からはすごく羨ましいような、広い庭がある家で、良いなぁと思いました。かなり広くて、木がいっぱいあり、子どもの秘密基地も作れます。家も大きいです。この映画のポスターの写真からして、みんなでなごやかに外で食事している風景で、ステキって思うのですが、内容はそうは問屋はおろさないのです。
長男はしっかりした奥さんもいて良さそうだけど、長女と次男は問題児でした。家族は大変だけど、やっぱり良いものだというお話を想像しますけど、そうでもなかったです。まぁ、いろいろと過去からの問題もあるようでしたが、長女のクレールが、周りを振り回します。次男もしょうもないところがあります。小津安二郎監督を尊敬しているのだろうセリフがあります。
先日見た韓国映画の「チャンシルさんには福が多いね」でも、主人公がファンでしたし、小津安二郎監督は、すごいなぁと思いました。

★★★☆☆ 3-