佐保姫 立場茶屋おりき21 ― 2021/01/22

「佐保姫 立場茶屋おりき」 今井 絵美子・著 ハルキ文庫
立場茶屋おりきでは、女将と大番頭が、板前の巳之吉が特別の想いで用意してくれた朝餉を頂こうとしていた。するとそこへ、明日の晩、娘・お佐保の百日の祝いをやりたいと、甲本屋の使いがやって来た。どうやら特別な理由があるらしい…。
シリーズ21弾。タイトルにもなっている佐保姫は、春の女神の事で、季語にもなっているそうですが、知りませんでした。そこからとって、佐保(さお)と名前の付けている娘が今回は2人登場しました。甲本屋の2人目の娘は、前の話からのつながりがあります。もう一人は、同じ品川宿の近江屋の旦那様の、知られざる過去の恋愛が語られます。他にも立場茶屋おりきをひいきにしていた七海堂のご隠居・七海の過去など、長い人生の中には、秘めたることがいろいろとあるものです。
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