凜として 立場茶屋おりき162021/01/03



「凜として 立場茶屋おりき」 今井 絵美子・著 ハルキ文庫
佃煮屋田澤屋の隠居・おふなの食が、このところ極端に細っているという。一代で店の基礎を築き、不遇の時代を経て、息子夫婦と共に暮らすいま、思い残すことはないと言う。そんな彼女のお見舞いに立場茶屋おりきでは、松茸ご飯、八藩巻、栗と銀杏の蜜煮などを詰めた特製の竹籠弁当を届けることに……。
シリーズ第16弾。
佃煮屋の話も、前からの経緯がいろいろあって、何度か出てきています。
別の話で、最近、茶屋で働くようになった、武家出身の百世という女性がいます。その元夫が、町方に追われる身となり、もしかして立場茶屋おりきを探し当てて、百世のところに来るかもしれないという話を読んでいる途中で、その夜、私が殺人事件を犯した人と一緒に逃げる夢を見てしまった。それが初夢になるのかなぁ。小説の方は、一緒に逃げるという話ではなかったけど。眠る前に本を読むと、その残像のようなものが夢に出てきたりします。私はあまり寝る前に本を読まないのですが、年末年始休暇中だから、珍しく読んでいました。

コメント

トラックバック