ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢2020/12/26


ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢

「ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢」 TOHOシネマズシャンテ
ハリウッド音楽業界のトップ歌手グレース(トレイシー・エリス・ロス)の下でアシスタントとして働くマギー(ダコタ・ジョンソン)。彼女は憧れの環境で働くことに喜びを感じながらも、音楽プロデューサーになる夢をあきらめられずにいた。一方で、歌姫として君臨するグレースも現状の評価を失うリスクを背負ってでも新曲制作へチャレンジしたいという思いを捨てきれずにいた。そんな彼女たちの夢が周囲を巻き込み、大きく動き出していく。
一世を風靡した人気歌手でも、昔のヒット曲を歌い続ける分には良いけど、新曲を出してコケてしまってはいけないので、スタッフたちはチャレンジを喜ばないのです。音楽業界の裏側を見ているような映画でした。マギーはグレースの才能を信じ、守りに入ろうとするマネジャーらの意見に反対です。自分は音楽プロデューサーだと、いつわって、他の人のプロデュースにも乗り出し、その歌手とも良い感じになるのだけど、トラブルが待っています。
グレースを演じるのはダイアナ・ロスの娘トレイシー・エリス・ロスで、やはり歌が良いです。大スターの私生活の世話をするのは大変で、ちょっとプラダを着た悪魔のように、いろいろ命じられます。グレースの大ファンだからこそ、テキパキと働いていますし、自分のやりたいことも、頑張っています。マギーは好感を持てるところも多いし、かわいいけど、本当は音楽プロデューサーでもないし、付き人なのに、好きな人にも打ち明けないのです。「WAVES ウェイブス」のケルビン・ハリソン・Jr.も歌がとてもうまかったです。
後半に向けての展開は、ちょっと意外でした。都合よすぎようにも思いました。

★★★★☆ 4-