キーパー ある兵士の奇跡 ― 2020/11/08
「キーパー ある兵士の奇跡」 新宿ピカデリー
イギリスの国民的英雄となった元ナチス兵のサッカー選手バート・トラウトマンの実話を基に描いたヒューマンドラマ。1945年、イギリスの捕虜となったナチス兵トラウトマン(デヴィッド・クロス)、収容所でサッカーをしていた折に地元チームの監督にスカウトされる。その後、名門サッカークラブのマンチェスター・シティFCにゴールキーパーとして入団するが、元ナチス兵という経歴から誹謗中傷を浴びせられてしまう。それでもトラウトマンはゴールを守り抜き、やがてイギリスの国民的英雄として敬愛されるように。そんな彼には、誰にも打ち明けられない、秘密の過去があった。
捕虜となったバート、やがてドイツの降服で戦争が終わるが、イギリスで恋に落ちたこともあり、イギリスの名門サッカーチームに入団します。しかし、戦争は終わったばかり、ドイツ兵に家族を殺された人もたくさんいます。今は多国籍な選手が活躍しているけど、当時のイギリス国民にとっては、受け入れがたいのも納得できます。彼が悪いわけではないのですが。バートは誠実さと、キーパーとしてのテクニックで、少しづつ受け入れられていくのだが、不幸に襲われたりします。スポーツものというよりは、人間ドラマなので、女性に支持されそうな映画でした。デートで観に行くのも良いかと思います。
主人公のデヴィッド・クロスは映画「愛を読むひと」(原作は「朗読者」)の少年だったのですね。
★★★★☆ 4
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