レイニーデイ・イン・ニューヨーク2020/07/10


レイニーデイ・イン・ニューヨーク

「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」 ヒューマントラストシネマ有楽町
大学生のカップル、ギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)は、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。そのきっかけとなったのは、アシュレーが有名な映画監督ローランド・ポラード(リーヴ・シュレイバー)にマンハッタンでインタビューをするチャンスに恵まれたことだった。生粋のニューヨーカーのギャッツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーにニューヨークの街を案内するためのさまざまなプランを考える。しかし、思いもよらないさまざまな出来事が巻き起こり、2人はお互い別々な1日を過ごす……。
まさにウッディ・アレン監督の真骨頂な映画でした。ウディ・アレン監督というとこういう映画を期待して、期待以上な映画でした。いつもの通り、音楽は抜群。洒落た会話、軽妙なテンポで意外な方向へ展開していきました。
ティモー・シャラメは、いつものように美しく、高等遊民(古い?)のような役に馴染んでいます。エル・ファニングもかわいらしかったです。他にはセレーナ・ゴメスや、ジュード・ロウ、ティエゴ・ルナが出演しています。
美術館へ行くシーンが良かったです。この絵はここにあるのかと、チラリと見える絵画に興奮しました。多分、メトロポリタン美術館でしょう。
ニューヨークを描くと右に出るものはいない監督の、選ぶ場所や、会話に出てくるところも素敵でした。いつも自分で監督し、脚本も書いているので、どの作品も唯一無二です。私生活ではいろいろ問題があるのかもしれないけど、映画ファンを熱く惹きつけています。

★★★★☆ 4+

おらおらでひとりいぐも2020/07/11


おらおらでひとりいぐも

「おらおらでひとりいぐも」 若竹 千佐子・著 河出書房新社
74歳、ひとり暮らしの桃子さん。24歳の時に東北から上京。 東京オリンピックの年に身ひとつで上野駅に降り立ってから50年。住み込みのアルバイト、周造との出会いと結婚、二児の誕生と成長、そして夫の死。 「この先一人でどやって暮らす。こまったぁどうすんべぇ」 40年来住み慣れた都市近郊の新興住宅で、ひとり茶をすすり、ねずみの音に耳をすませるうちに、桃子さんの内から外から、声がジャズのセッションのように湧きあがる。 捨てた故郷、疎遠になった息子と娘、そして亡き夫への愛。
芥川賞受賞作。
故郷から離れて暮らしているのに、夫亡きあと、故郷の言葉が頭の中に湧き上がって思考しているようです。これは岩手弁と思いますが、独特だけど、意味はなんとなくわかり、とても良い味わいがあります。
タイトルはおらは自分(私)だから、私は私でひとで行く的な意味だと思います。先日読んだ「銀河鉄道の父」で、宮沢賢治のことが気になっていたですが、この言葉は賢治の詩「永訣の朝」にも出てくるのです。それも、ローマ字で書かれています。だから、宮沢賢治と関係があるのかなとも思ったのですが、そうでもないようです。永訣の朝は亡くなりゆく妹の言葉なのかな、この本ではひとりで強く生きていくということかもしれません。
そして映画が公開します。沖田修一監督、面白いので、どんなに感じの映画なのかと、手に取ってみました。映画よりも先に原作を読む派です。
しかし、読んでみても映画化はどういう方向になるのかと想像しにくい内容でした。だから、余計にどういう風になるのかと見たくなりました。2020年秋に公開するそうです。田中裕子さん主演で、若い頃の回想シーンがあるので、そこは蒼井優さんが演じるそうです。主人公桃子さんの人生を振り返り、現在の心境を整理していくような気もしましたけど、ちょっとボケってきていないかと妄想か、何なのか、老いとはどういうものかと考えさせられます。

シシリエンヌ2020/07/12



銀座の“ブレッツカフェクレープリー”へ。季節のおすすめガレットのシシリエンヌというのを注文。そば粉のクレープで、モッツァレラチーズ、アボカド、セミドライトマト、ルッコラ、生ハムにバジルソースです。
ボウルに入っているのは、アップルジュースです。

チア・アップ!2020/07/13


チア・アップ!

「チア・アップ!」 シネスイッチ銀座
余生を過ごすためにシニアタウンに越してきたマーサ(ダイアン・キートン)。
若いころ、チア・リーダーになりたかったマーサは、シニアタウンで隣人になったシェリル(ジャッキー・ウィーバー)と共にチアリーディングクラブを結成することに。オーディションを開催するが、参加したのはチア未経験者どころか、腕が上がらない、膝が痛い、坐骨神経痛持ちの8人。周囲からは絶対に無理とバカにされ、笑われながらも、互いに励ましあいながら練習に打ち込んでいった。特訓を重ねた結果、チア未経験の素人たちが全米チアリーディング大会へのエントリーと進んでいく……。
初めは苦手なタイプだと思った隣人さんだったけど、いつの間にか、仲良くなっていきます。チアのクラブに参加してきた人達も、練習していくうちに、楽しくなって、結束が高まっていくようです。シェリルの孫や、若い人の協力もあって、まさかの大会出場となります。全体的にかなり強引な話のような気もします。ただおばあちゃん達が奮闘する話ではなく、チアをやりたいと思ったマーサにとっては切実な理由がありました。予告を見ると大体の内容がわかり、予想を超えなかったけど、飽きずに見れました。日本にもシニアマンションとかあるけど、さすがにアメリカのシニアタウンは、規模が大きくて、ゆったりした町でした。

★★★☆☆ 3+

NO.6#92020/07/14



「NO.6 #9」 あさの あつこ・著 講談社文庫
炎に包まれた矯正施設から、命がけの脱出を成功させた紫苑とネズミ。仲間の力を借り、怪我をしたネズミを病院に運んだ紫苑は、かつて地下世界の住人・老から託されたチップを医師のパソコンに差し込んだ。理想都市NO.6の歴史と真実がわかる。紫苑はなすべき行動に出る……。
いよいよ9冊目で最終章でした。結末がわかって満足しました。長い経緯がありましたけど、必要な事でもあったのだと思います。しかし、最後の方はあっさりしていました。再会など詳しく書いてもらいたいこともありました。長いけれど、あっという間に読めてしまいます。映像を想像して楽しめるので、アニメにはなっているけど、外国で映画にしてくれたら良さそうでした。
その後に1冊出ているので、そちらも読もうと思います。

銀座ウエストのモカケーキ2020/07/15



“銀座ウエスト”人気店なので、混んでいることが多いけど、行った時はすいていました。席もソーシャルシスタンスになっていて、安心してゆっくりできます。モカケーキをいただきました。入店時に体温を測りました。

NO.6 beyond2020/07/16



「NO.6 beyond」 あさの あつこ・著 講談社文庫
NO.6崩壊後にNO.6に留まった紫苑。さすらうネズミ。紫苑の父の秘密。
完結した物語のその後のことや、過去の話。
4つの短編になっていて、イヌカシがネズミに出会ったいきさつや、ネズミの過去、NO.6崩壊後の紫苑やネズミの話でした。
その後、どうなったのかと思っていたけど、おそらく読者が望むような感じではなかったけど、9冊の話を肉付けするような内容でした。謎が少し解けて、それぞれに過ごしている様子を知ることができました。でも、続けようと思えば、まだ話はできそうです。穏やかな内容とも思えるので、ホッとしました。

クレームブリュレ2020/07/17



“attic room 銀座アメニテ”にて、クレームブリュレです。アイスコーヒーと一緒に。美味しかったし、おしゃれなカフェです。ノスタルジックな雰囲気、お茶も、食事も、お酒も飲めるお店。渋谷の“attic room”と同じ名前なので、一緒の経営なのかなと思って、入ってみました。

すしざんまいのランチ2020/07/18



昨日のお昼。“すしざんまい”新館にて。一番量が少な目のセットです。つぼみと言うメニュー。お椀と茶碗蒸しも付いています。
男性には足りないかもしれないけど、私にはこのくらいが良いです。久しぶりのお寿司、美味しかったです。コロナ前は、外国人観光客も多かったし、混んでいて入れなかった事もあったけど、昨日はかなりすいていました。