ぶあいそうな手紙2020/07/24


ぶあいそうな手紙

「ぶあいそうな手紙」 シネスイッチ銀座
ブラジル南部のポルトアレグレに暮らす78歳のエルネスト(ホルヘ・ボラーニ)。隣国ウルグアイからブラジルにやって来て46年になるエルネストは、頑固で融通がきかない独居老人だ。老境を迎え、視力をほとんど失ってしまったため大好きな読書もままならなくなってしまった彼のもとに一通の手紙が届く。手紙の差出人はウルグアイ時代の友人の妻だった。手紙が読めないエルネストは、偶然知り合ったブラジル娘のビア(ガブリエラ・ポエステル)に手紙を読んでくれるように頼む。手紙の代読と手紙の代筆のため、ビアがエルネストの部屋に出入りするようになるが……。
手紙を通して、年齢も性別も違う2人が交流を深めていくという物語なのですが、思ったほど、心温まらなかったです。若い娘ビアが、問題あり過ぎるし、エルネストはぶあいそうながら、とても優しい人でした。演じるホルヘ・ボラーニの魅力は良かったですが、なんか話のおさまりが悪い感じがしました。彼女問題も解決しているのだろうけど、ハッキリしなかったです。もっと健気な女の子で、頑張っているキャラクターだったら、応援したくなるのですが。ブラジルって、こういう感じなの?と思いました。

★★★★☆ 4-