うめ婆行状記 ― 2020/07/07
「うめ婆行状記」 宇江佐 真理・著 朝日文庫
北町奉行同心の夫を亡くしたうめは、堅苦しい武家の生活から抜け出して独り暮らしを始める。気ままな独身生活を楽しもうと考えていた矢先、甥っ子の隠し子騒動に巻き込まれ、ひと肌脱ぐことを決意決意するが…。
作者・宇江佐真理の遺作だそうです。途中まででも十分面白いのですが、どういう結末にしようとしていたのか、知りたいです。いろいろ想像します。
主人公のうめは、孫もいる年齢ですが、現在ならまだまだ若いです。でも、簡単には気楽に生きられないものです。家族がいるのに一人暮らしをさせては、息子の対面が悪いとか、初めの方はモメていました。
登場人物が多いので、混乱しますが、家系図が書いてあるので、参考になりました。家族親戚のそれぞれに事情や関係性があります。現代もそうですね。
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