とろーりチーズのスパイシーチキンボウル2020/06/24



渋谷へ行った時のランチ。渋谷ヒカリエ内“かしわ”というレストランにて。
とろーりチーズのスパイシーチキンボウルというのを食べました。
美味しかったです。チーズ大好き。

かみさまは小学5年生2020/06/25



「かみさまは小学5年生」 すみれ・著 サンマーク出版
すみれちゃんは、お母さんのお腹に入る前のことから覚えている不思議な少女。
かみさまや、幽霊や、天使などの話をしてくれます。字が大きいので、あっという間に読める本です。
にわかには信じられない気もするのだけど、妙に納得してしまうことも多かったです。人間のしくみがこうなっているのか?と思うと気が軽くなる人もたくさんいるのではないでしょうか。お腹の中の赤ちゃんとも話ができる?妖精もいる?はっきりと説明してくれるところが、面白かったです。
信じるか信じないかは、あなた次第。信じたいところだけ信じても良いと思いました。

グッド・ボーイズ2020/06/26


グッド・ボーイズ

「グッド・ボーイズ」 TOHOシネマズ日比谷
小学6年生のマックス(ジェイコブ・トレンブレイ)、ルーカス、ソーの3人組は女子たちから「初キス・パーティ」に誘われるが、キスの仕方が分からないのでリサーチを開始。オトナの世界に好奇心が止まらない3人だったが、そんな中、マックスの父親の大事なドローンが壊れてしまう事件が発生。父親が仕事から戻る前に、遠く離れた隣町のショッピングモールまで行って新品のドローンを手に入れなければならなくなってしまい……。
下ネタを盛り込んだ少年たちの成長物語。「ルーム」等の名子役ジェイコブ・トレンブレイくんがどんな感じで演じているのかなと興味はあったけど、どうもノリについていけませんでした。少年たちだからかなぁ。見栄をはったり、本音とは違うことを言ってみたり、痛々しい気もしました。笑える人には笑えるのでしょうが……。
PG12指定の映画ですが、高速道路のシーン、良い子は真似してはいけません。

★★☆☆☆ 2+

今宵、212号室で2020/06/27


今宵、212号室で

「今宵、212号室で」 Bunkamuraル・シネマ
マリア(キアラ・マストロヤンニ)とリシャール(バンジャマン・ビオレ)は20年つれそった夫婦。ある日、密かに重ねていたマリアの浮気が夫のリシャールにばれてしまう。怒った夫と距離を置くため、マリアは一晩だけアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室に宿泊する。そんなマリアのもとに20年前の姿をしたリシャール(バンサン・ラコスト)が現れ、さらに元カレたちも次々と登場するという不思議な一夜が幕を開ける。
洒落た大人のファンタジーと思ったけど、浮気を何度もそれも大勢と重ねているマリアの事は、受け入れがたい人も多いかも。いかにもフランス?フランスってこうなの?と思ってしまうかもしれません。因みにフランス・ルクセンブルク・ベルギー合作です。
キアラ・マストロヤンニ演じるマリアが、魅力的なので、浮気されたとしても、夫はやっぱり奥さんのことが好きなんでしょう。マリアは、結婚生活も長いと、浮気もあたりまえと考えています。強引な設定は現実なのか、妄想なのか、次々といろんな人が登場しますが、この際、映画の中なので、自由で良いのです。マリアもさほど驚くこともなく、若いリシャールと愛し合ったりしています。なんだか軽いノリで、現実を受け止めて、夫婦につて考える一夜となります。この軽さも良いのですが、アパルトマンとホテル、雪の街角、それほど近代的な感じではないのですが、とても良い雰囲気なんです。ホテルの看板のネオンはちょっと点滅していて、アパルトマンの1階には映画館、カフェ(バー?)おしゃれで良かったです。

★★★★☆ 4

実家ごはん・カレーライス2020/06/28



実家へ寄ったら、今日はカレーだから、食べて行きなさいと言われました。
あまり辛くないカレーですが、子どもの頃からの、馴染みの味です。
春雨サラダ、江戸崎かぼちゃの煮物。

銀河鉄道の父2020/06/29


銀河鉄道の父

「銀河鉄道の父」 門井 慶喜・著 講談社文庫
明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。
賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。
地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、いかに息子を育て上げたのか。
父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く。
「銀河鉄道の夜」や「雨ニモマケズ」など、誰もが知る詩や童話を描いた宮沢賢治ですが、どのような生涯だったのかがわかる本でした。
「永訣の詩」で妹との別れを描いていますけど、勝手にもっと小さな女の子だと思っていました。24歳で亡くなってしまう愛する妹、この2人の間には特別な絆があって、理解しあっていたのだと感じます。童話を書くようにすすめるのも妹のトシでした。
父親は思い通りにならない息子だけど、愛情があふれているのがわかります。賢治の側からも期待に応えられない葛藤があったでしょう。
生きているうちは、それほど世間に知られた人でもなかったようで、ちょっとゴッホを思い出しました。とても興味深い内容でした。
直木賞受賞作です。

はちどり2020/06/30


はちどり

「はちどり」 ユーロスペース
1990年代の韓国。14歳の少女ウニ(パク・ジフ)は、両親や姉兄とソウルの団地で暮らしている。学校になじめない彼女は、別の学校に通う友達と遊んだり、男子生徒や後輩の女子とデートをしたりして過ごしていた。小さな店を切り盛りする両親は、子どもたちの心の動きと向き合う余裕がなく、自分に無関心な大人たちに囲まれ、孤独な思いを抱えていた。ある日、ウニが通う漢文塾に、不思議な雰囲気の女性教師ヨンジ(キム・セビョク)やって来る。自分の話に耳を傾けてくれる彼女に、ウニは心を開いていくが……。
ウニを演じるパク・ジフが美少女でした。そんなに前の話ではないですが、韓国は、女子にとっては理不尽に思えることが多いです。思春期の揺れ動く心情をリアルにそして繊細に描いています。韓国社会を覆っている重苦しい空気感、主人公の周囲で起こる摩擦。自分の味方が一人もいないような気分になっている中で、唯一自分を気にかけてくれたヨンジは、ちょっとミステリアスな女性でした。
ごく一般的なソウル市民の暮らしの様子がうかがえます。韓国は日本に似ているようだけど、この映画では違いを感じました。漢文の塾があるのも意外でした。先生が淹れてくれるウーロン茶がホッとさせてくれます。
38歳のキム・ボラ監督の少女時代の体験からヒントを得た話になっているそうです。この映画が長編デビュー作だそうですが、まるで熟練の監督作品のようでした。

★★★★☆ 4