ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語2020/06/14


ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語

「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」 TOHOシネマズ日比谷
南北戦争時代、マーチ家の四姉妹。しっかり者の長女メグ(エマ・ワトソン)、活発で信念を曲げない次女ジョー(シアーシャ・ローナン)、内気で繊細な三女ベス(エリザ・スカンレン)、気の強い末っ子エイミー(フローレンス・ピュー)。女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、幼なじみローリー(ティモシー・シャラメ)からのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーだったが……。
ジョーを中心にした話ではあるけど、四姉妹のそれぞれの話でもありました。オルコットの若草物語をベースにしています。今までも何度か映画化していますし、本も有名なのですが、自分でもこの話をちゃんと知っていたかどうかあまり覚えていませんでした。本で、姉妹の一人が、アイススケートしていて氷が割れて落ちてしまうシーンが印象的だったので、子供の時に読んでいるかもしれません。
四姉妹はそれぞれ美しいのだけど、映画の中で誰よりも美しいのは、ローリーを演じるティモシー・シャラメでした。シアーシャ・ローナンは、いつも目の色がきれいで、うっとりします。
愛情深い母親役はローラ・ダーン。姉妹の中で、いろいろな事件も起きますが、家族が協力しあい、思いやって仲が良くて素晴らしいです。そして、この時代のアメリカの生活の様子がおしゃれで良かったです。ファッションや食事、家の中や習慣など、楽しかったです。ずっと見ていたい気持ちになります。

★★★★☆ 4

NO.6#42020/06/15


NO.6#4

「NO.6 #4」 あさの あつこ・著 講談社文庫
理想都市と言われているNO.6の矯正施設に捕らわれている親友を救うため、矯正施設へ入る方法を模索する日々。中はどうなっているのか。どんな手を使っても探りだし、侵入しなくてはならない。紫苑のまっすぐな熱情にネズミ、イヌカシ、力河が動かされる。そして軍が無抵抗な人間を攻撃する「人狩り」が始まった……。
いつ、矯正施設へ行くのかと思っていたら、この巻もまだでした。主に準備をしている段階です。そして、紫苑が周囲の人々の気持ちを変えていっています。
紫苑の母の状況がわかってきて良かったです。施設に捕らわれた親友・沙布は、大丈夫なのだろうかと心配です。
「人狩り」というのが、どんなもので、目的は何なのかがまだよくわかりませんが、今後わかっていくことでしょう。登場人物が、それぞれ個性的です。

NO.6#52020/06/16


NO.6 #5

「NO.6 #5」 あさの あつこ・著 講談社文庫
NO.6の治安局員に連行された沙布を救い出すため、矯正施設の内部への潜入に成功した紫苑とネズミだったが、そこには想像を絶する地獄のような場所だった。一方で、沙布には妖しげな魔の手が刻一刻と伸び始める。
ネズミは紫苑にほとんど説明はせず、その都度、生き残るべく指示をしています。先に無用な知識を与えない方が良いのだろうか。運が良くなければ成功しないミッションだから。矯正施設は気味の悪い描写が多くて、文章だから良いけど、映像だったら嫌な気分になりそうです。NO.6の内情がわかってくると、理想の都市とは違って、恐ろしいところのようです。マインドコントロールされて、上に歯向かうことは許されない未来です。考えることをしないで、ぼんやりと生きる人も多いみたいです。反面、NO.6の外にいる人間は、人として扱わない、差別を受けています。とりあえず9巻まで、プラス1冊がその後のお話のようなので、これから話の山場に向かっていくのかな。

こぐまちゃんまつり2020/06/18



誕生50周年記念展示こぐまちゃんまつり 教文館ナルニアホール
こぐまちゃんシリーズの絵本50周年だそうです。原画はリトグラフでした。小さい頃はこの絵本のことは知らなかったです。明るく優しい色合いで、シンプルな絵です。

和風柚子柳麺2020/06/20



“ひょっとこ”の和風柚子柳麺、サッパリしたラーメン、青い柚子が効いてます。印象的なのは、麺がきれいに揃えられていて、折りたたまれている感じ。

NO.6#62020/06/20



「NO.6 #6」 あさの あつこ・著 講談社文庫
矯正施設の地下深く、NO.6ができるずっと以前から、この地に暮らす人々がいたのだ。立ち竦む紫苑の前に現れた謎の男「老」が明かす、NO.6の過去。そしてネズミが己の出自を語る……。
謎だった都市の成り立ちとネズミの過去がわかってきました。でも、まだよくわからない所もあります。早くいろいろとぶち壊して欲しいと気分がはやります。結末を早く知りたいのですが、他の本も読みたくなります。

クレームブリュレ2020/06/21



渋谷“宇田川カフェsuite”にて、クレームブリュレ、友達とおしゃべり。
久しぶりの渋谷でした。

ペイン・アンド・グローリー2020/06/22



「ペイン・アンド・グローリー」 TOHOシネマズシャンテ
世界的な映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)は、脊椎の痛みから生きがいを見いだせなくなり、心身ともに疲れ果てていた。引退同然の生活を送る彼は、幼少時代と母親、その頃に移り住んだバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局など、自身の過去を回想するように。そんな彼のもとに、32年前に手がけた作品の上映依頼が届く。思わぬ再会が、心を閉ざしていたサルバドールを過去へと翻らせていく。
スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督の自伝的要素を織り交ぜた人間ドラマ。
アルモドバル監督とアントニオ・バンデラスはそれほど顔は似ていないけど、だんんだん監督のように見えてきました。現在の心境や、過去の思い出が交差する監督ファンには良い映画だと思います。
アントニオ・バンデラスも、若い頃の母を演じるペネロペ・クルスも、アルモドバル監督作品の常連ですし、うれしくなります。
小さい頃、スペインで洞窟の住居に住んでいたのは、貧困な人が住むようなところなのかもしれませんが、とてもおしゃれに見えました。内装を整えていくと、更に素敵でした。現在の監督の住居もとても洗練されていて、絵画がいっぱいありました。
映画の中でティーバッグの紅茶を飲むシーンが何度かあって、スペインでも紅茶をよく飲むのかなと、ちょっと意外でした。

★★★★☆ 4-  

超写実主義の襲来2020/06/23



「超写実主義の襲来-ホキ美術館所蔵」 Bunkamuraザ・ミュージアム
新型コロナウイルスの影響で、中止となっていましたが、特別に6月29日まで、同じ内容で再開催しています。
ホキ美術館は2回行ったのですが、行ったことがない友人におすすめしたくて、一緒に行ってきました。
いろいろな画家の作品ですが、どれも写真のような精密な絵ばかりです。こんなに正確に絵が描けるって、すごいなぁとただ感嘆するばかりでした。
とても良いので、期間は短いですが、おすすめです。
千葉県の土気(とけ)駅近くにあるホキ美術館の方は8月1日から再開するそうです。豪雨被害でずっと休館していました。そこまで行くのは遠いという人もいると思うので、まずは渋谷で見るのも良いと思います。


外国や自然の風景の絵は、自分が、まるで今、そこに立っているように感じます。