米中開戦 42020/03/26


米中開戦 4

米中開戦4」 トム・クランシ―・著 新潮文庫
“センター”からアメリカ本土へのサイバー攻撃は苛烈を極めていた。都市インフラを始め、金融システム、原子力発電所、軍事偵察衛星に到るまで、次々と加えられ、アメリカは麻痺寸前で、パニックになりつつある。香港のCIA工作員と共に敵の正体を追いかけていた“ザ・キャンパス”は、ついに尻尾をつかまえる……。
3巻目まで読んで、最後の4巻目を読むのをすっかり忘れていました。全部読んだ気になっていました。新型コロナウィルスの世界的流行で、アメリカと中国の関係はギクシャクしていて、軍事大国がぶつかったら、どうなるのか、想像するだけで恐ろしいです。中でもサイバー攻撃は、人工衛星や原子力など、なんでも操作できる状況で、他国の仕業にみせかけて攻撃することもできるのです。
3巻目から間がちょっとあいてしまったので、諜報機関のメンバーの特徴を忘れてきましたが、それでも最後に向かって、畳み掛けるような展開なので、あっという間に読み進みます。1~2巻あたりの内容が、次々とつながっていくので、面白かったです。どうなるのだろうと心配していたことは、結果が出て、一応の大団円でした。