ジョン・F・ドノヴァンの死と生2020/03/19



「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」 TOHOシネマズ日本橋
2006年、ニューヨーク。人気俳優のジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)が29歳の若さでこの世を去る。自殺か事故か、あるいは事件か、謎に包まれた死の真相について、鍵を握っていたのはジョンと文通していた11歳の少年ルパート・ターナー(ジェイコブ・トレンブレイ)だった。10年後、俳優となったルパートは、本を出版、著名なジャーナリストの取材を受けて、すべてを明らかにすると宣言するのだが……。
「Mommy マミー」「たかが世界の終わり」などで高い評価を得ているカナダ出身のグザヴィエ・ドランが、初めて挑んだ英語作品。
ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツ、マイケル・ガンボンが出演していて、なにげに豪華出演陣。
映像も音楽も出演者もとにかくカッコイイです。セクシャルマイノリティがゆえに、思い悩み周囲との摩擦や、母子の関係。特にグザヴィエ・ドラン監督作品では、母とのことがテーマになっていることが多いです。
この映画も、ジョンとスーザン・サランドン演じる母のこと、ルパートとナタリー・ポートマン演じる母とのことが、複雑に描かれています。もちろん愛情を持っているのだけど、思春期や環境の変化などもあり、ぶつかってしまうこともあります。
ルパートが大きくなって出版した本が、どのような本なのか、実際にジョンの死の真相はどうだったのかとか、自分なりの答えはあるけど、ちょっとモヤモヤしました。解釈が合っているのだろうかと。
それにしてもジェイコブ・トレンブレイ君、「ルーム」「ワンダー君は太陽」などで、見てきたけど、本当に名優です。

★★★★☆ 4+

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