永遠に僕のもの2019/09/09


永遠に僕のもの

「永遠に僕のもの」 ヒューマントラストシネマ有楽町
1971年のブエノスアイレス。カルリートス(ロレンソ・フェロ)は、子どもの頃から他人が持っている物を無性に欲しがる性格だった。新しく入った学校で出会ったラモン(チノ・ダリン)という青年に魅了されたカルリートスは、ラモンの気をひくためにこれ見よがしな対応を取る。2人は一緒に犯罪を繰り返すようになり、いとも簡単に殺人を犯してしまうカルリートスの行動はエスカレートしていく……。
1971年のアルゼンチンで12人以上を殺害した連続殺人事件の犯人である少年をモデルに描いたクライムドラマ。
70年代ファッションやインテリア、車など、かっこよかったです。殺人事件の話の割にはポップでスタイリッシュ、音楽にのって話が展開していきました。なんといっても主人公を演じたロレンソ・フェロが、フェロモンがもれているような色気があります。ぷっくりとしたクチビルがまた良いのだと思います。実在の人物で、いとも容易く殺人を犯してしまうなんて、恐ろしいのですが、後悔も自責の念も感じない人のようです。善良な両親に愛情深く育てられたように思おうのに、どうしてこうなってしまうのか、驚きました。映画としても面白かったです。

★★★★☆ 4


海外ポスター。原題は天使なんですね。


モデルとなったカルロス・エディアルド・ロブレド・プッチ。終身刑になっているそうです。

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